結局、マンション購入には至りませんでしたが、参考までにわたしが中古マンションを内見したときに作ったチェックポイントのリストを紹介します。まずは肝心の室内のチェックポイントです。
オーナーさんがいる前でこれだけたくさんのチェックを行うのは勇気がいりますが、中古物件は現状渡しが基本になります。安い買い物ではありません。納得いくまで質問しましょう。また、建築やリフォームに詳しい身内や友達と一緒に内見することができるとなおいいです。
キッチン
まずはキッチンです。キッチンは幅が狭かったりするので、置きたい冷蔵庫や棚があるなら、サイズをある程度図っておいたほうがいいかもしれません。また、水回りになりますのでリフォームが必要かどうか見ておきましょう。購入後、すぐに給湯器が壊れたといったこともあるようなので交換時期を教えてもらいましょう。
- キッチンはリフォーム必要か
- キッチンスペース寸法
- 据え付け棚の高さ
- 給湯器の交換時期
- 冷蔵庫置き場寸法
- 水回りかび臭くないか
- 換気扇に異音はないか
リビング
一日の大半をリビングで過ごすことになるかと思います。そんなリビングが快適な空間でないとリラックスできないですよね。インテリアにこだわりがあってテレビの設置個所などが決まっているようでしたら、端子やコンセントの位置はチェックしておきましょう。
内見で分かることと設計図を確認してもらわないと分からないことがあります。目視で確認できない壁や床など専門的なことは多分オーナーさんに聞いても分からないので、後ほどまとめて不動産会社の担当に調べてもらいましょう。
また、リフォームを考えている方は希望のリフォームが可能かどうかも確認する必要があります。
- 窓の幅や高さ
- テレビの端子の位置
- コンセント数
- 天井の高さ
- 下がり天井(天井の一部が下がっている部分のこと)
- エアコンの位置
- 床のきしみ
- 床の厚さが最低でも200㎜以上あるか(床衝撃音に影響)
- 「L-45」以下(JISによる遮音性能の等級)
- 壁の厚さが最低でも200㎜以上あるか(遮音性に影響)
- 「D-50以上」(JISによる遮音性能の等級)
- GL工法ではないか(カビや遮音の問題がある可能性があります)
- ベランダの幅
- 手すりの高さ
風呂・トイレ
水回りですのであまりにも古い場合はリフォームしてから入居したいですよね。一番汚れが気になる箇所ですので細かくチェックしましょう。
また、ドラム式洗濯乾燥機などを設置しようと考えている場合は、洗濯機置き場の寸法と合わせて扉の幅も見ておいたほうがいいです。かっこいい洗濯機をせっかく買ったのに扉が狭く設置できなかったということがあるそうです。
- 風呂・トイレはリフォーム必要か
- 洗濯機置き場寸法
- 水回りかび臭くないか
- 換気扇に異音はないか
- 給湯リモコンなど電気系統の異常はないか
全体
最後に全体的なチェックポイントです。基本的にリフォームしてもどうにもならないことが多いです。特に騒音や嫌悪施設などは精神的なストレスになりますので、よく確認しておいたほうがいいでしょう。
- 携帯電話・スマートフォン・Wi-Fiなどの電波入り
- 騒音源(エレベータ、電気室、ポンプ室、給排水管、駐車場、エントランス)
- 廊下の幅
- ドア、窓の開閉はスムーズか
- エアコンは各部屋に付いているか(もしくは付けられるか)
- 日当たり、眺望、嫌悪施設はないか
中古マンションのチェックポイント【室内編】いかがでしたか?
かなりチェックするところ多い感じがしますよね。でもここで紹介したのは本当に最低限かと思います。本などを読むともっともっと細かいことが載っているので、中古物件を内見するときは必ず勉強してから内見してください。
現状渡しが中古物件を購入するうえで一番のデメリットなので、なにも調べずに中古物件を購入してしまうと後々痛い目にあうことになります。