資金計画全般

人生100年時代がやってくる!

「人生100年時代」を生きるわたしたち

世界的著書「ライフ・シフト」の著者であるリンダ・グラットン教授が提言した言葉です。この本ではこれから迎える長寿社会のライフスタイルの考え方を説いています。人生が「80年」から「100年」になる事で、今まで人生のステージを「教育・仕事・引退」の3つのステージで考えていたものを、多くのステージ(マルチステージ)に分けて考える必要があるとのこと。

2017年現在、日本の男性の平均寿命は81歳、女性は87歳ですが、日本の医療の進歩などにより今後さらに平均寿命は伸びていくものと考えられています。2017年生まれの男女が90歳まで生きる割合は男性でおよそ25%、女性でおよそ50%になる試算だそうです。

日本の公的年金制度は、受給開始年齢の引き上げ、受給額の引き下げなどが検討されており、制度自体が無くなることはありませんが、今より改悪されることは間違いありません。「人生100年時代」を迎えるにあたって、国の制度に不安がある以上、個人の考え方・生き方を変えていかなくてはなりません。

60歳で定年退職してゆとりある老後を楽しむ時代はもう終わり

日本の企業では長い間、新卒一括採用・年功序列・終身雇用の制度を取り入れていました。22歳で入社した同期は皆、同じように出世をし、同じようなライフスタイルを過ごし、60歳で定年退職。退職後は年金と退職金でゴルフや旅行を楽しみながら老後を過ごす…人生80年の3つのステージにはぴったり合っている制度だったかもしれません。しかし、最近では超大手の上場企業であっても不祥事や業績悪化によるリストラ、早期退職制度を取り入れている企業が少なくありません。すでに終身雇用制度は崩壊しています。

仮に定年退職まで同じ会社で勤め上げても、現在の年金受給は原則65歳から。あと5年は働かなくては収入がありません。幸い高齢者雇用安定法第9条により、企業は「定年制度の廃止」「定年年齢を65歳以上へ引き上げる」「継続雇用制度」のいずれかを講じなければならず、年金受給の65歳までは安定した雇用を確保されています。

多くの企業では「65歳までの継続雇用制度」を採用していることが多いようですが、定年後は今まで通りの雇用条件とは異なり給料が2割程度の引き下げられることは当たり前。さらに、公的年金制度が改悪されることを考えると、「人生100年時代」を生きるわたしたちは70〜80歳まで働くことを覚悟しておかないといけません。

「人生100時代」を生き抜くために今からできる準備

長寿大国日本では「人生100年時代構想会議」も設置され、これから「人生100時代」の世界のロールモデル(お手本となる人物)になります。しかし、まだまだ国の制度は追いついていないように思います。最初に述べたように、個人の考え方・生き方を変えていく必要があるのです。わたしたちが今からできる準備とはなんでしょうか。

[1]老後の資金計画

みなさん、老後の資金が不安だと思います。では、どのように不安を感じているのでしょう。
老後いくら必要でどのようにお金を貯める(増やす)のか、そもそも公的年金はいくらもらえるのか。

まず必要なのは現状把握です。自分の年金がいくらもらえる予定か把握できていますか。もし把握していないなら、ねんきんネットで調べてみましょう。かんたんに年金見込額試算ができます。思ったより少ないのではないでしょうか。わたしたちが受給できるときには、さらに2〜3割程度受給額は減額される可能性があります。そして、年金を受給できる年齢も70歳からになる可能性があるのです。どちらも、現時点では「可能性」の話ですが、そうなる覚悟はしておかないとなりません。

そして、老後資金は定年後のライフプランと一緒に計画しなくてはいけません。老後の資金については、いろいろな考え方があります。1,000万円あればなんとかなると言う人もいれば、ゆとりある老後には1億必要だと言う人もいます。わたしたちが今どんな生活を送っていて、どのような老後を送りたいか、そのためにはあと何年でいくら資金を貯める(増やす)必要があるのか。一度、じっくり考えてみましょう。

もし老後資金の準備をなにもしていないなら、まずは今すぐにでもできる「iDeco(個人型確定拠出年金)」や「つみたてnisa」で投資信託を始めてみてはいかがでしょう。どちらも早ければ早いほど運用効果が高くなります。投資信託なのでもちろんリスクはありますが、「iDeco(個人型確定拠出年金)」は掛金が全額所得控除になるので節税効果も高く、60歳まではよっぽどのことがない限り、お金を引き出すことが出来ません。貯金が苦手な人こそ向いているのではないでしょうか。

[2]60歳以降も働くための準備

最低でも年金受給開始の65歳までは働かなくては貯金を取り崩して生活することになります。まだまだ先が長いのにここで早くも老後資金に手を付けるわけにはいきません。また、65歳になって年金が受給できるようになっても可能な限り働き続けることが大事です。最近では、ハローワークやシルバー人材センターなどで60歳以上でも働くことができる仕事を紹介してもらえます。

定年の60歳を機に自分の好きなことや今までのスキルを活かせる仕事で起業するかたもいるようです。
そのためには現役時代から資格の取得や人脈づくりが非常に大切になってきます。仕事関係以外にも人脈を広げるため、コミュニティなどへの積極的な参加が必要になってきます。40歳くらいまでには定年後なにをして働くかを決め、その目標に向けて定年までに準備を整えていきましょう。

働き続けることで収入の確保はもちろんですが、人や社会との繋がりを感じることで生き生きとした生活を送れるのではないでしょうか。

[3]健康なからだ

最後ですが、お金より何より大事なのは健康です。どんなにお金持ちであっても、健康でなければ豊かな老後生活を送るのは難しいでしょう。健康であれば60歳以降でも働くことが出来ます。

今さら言うまでもないですが、継続的な運動とバランスのいい食事、良質な睡眠が大切です。節約も大事ですが、健康のためにはお金と時間をかけるべきだと考えます。自己流でトレーニングなどをやると、逆にからだを痛めたりすることがありますし、どの筋肉に意識向けてトレーニングすべきかはプロに教わらないと自分では分からないこともあります。健康のために使うお金は、将来病気になった時の治療費など失うものの大きさに比べれば安いものです。

いかがでしょうか。老後までにやらなくてはいけないことは結講いっぱいありますね。若い人は老後なんてまだまだだと思うでしょう。でも、いざ老後が近づいてからでは遅いのです。気付いた時にはもう間に合わず、豊かな老後を送ることは出来ないかもしれません。ニュースなどでも「老後破産」が取り上げられています。わたしたちがそうならないために今からできることを少しづつ始めていきましょう。

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